幼稚園など集団生活を送っていると、どうしても子供同士で病気をもらってきてしまうことがあります。
特に年少さんは、初めての集団生活と言うこともあって色々と病気をもらってしまって幼稚園を長く休んでしまうなんてことも珍しくありません。
風邪だったり、感染症だったり、その時期にかかりやすいものも違いますし、親としては色々と心配になってしまうかもしれません。
また、子供がなにか具合が悪くなったときに、どこまでの範囲なら幼稚園に行かせてよいのかというのも疑問に思う事でしょう。
そこで、今回は、子供のかかりやすい病気や幼稚園のお休み基準などお伝えしていきます。
幼稚園に行き始めた子供の生活について(病気の感染)
風邪や感染症などには、流行りやすい時期があります。
もちろん流行っているからといって必ず子供が罹患するとは限りませんが、集団生活をしている以上、感染のリスクはあると考えておいた方が良いでしょう。
そこで、時期別に流行りやすい代表的な病気をご説明していきます。
・感染性胃腸炎(ノロウイルス)
・麻疹
・風疹
・おたふく風邪
・みずぼうそう
・ヘルパンギーナ
・手足口病
・プール熱
・インフルエンザ
・溶連菌
・感染性胃腸炎(ノロウイルス)
これらの感染症は、感染経路があります。
感染経路については大きく分けると3つに分別されています。
- ①空気感染
- ②接触感染
- ③飛沫感染
空気感染はその名の通り、空気中にウイルスや菌が浮遊しているところに人がいるとそのウイルスを体内に取り込んでしまうことで感染してしまいます。
空気中にウイルスが存在してしまうので、大流行してしまいがちなのです。
最近流行った、麻疹や水疱瘡などが空気感染の代表的な病気です。
そのウイルスに感染している人の皮膚に触ってしまったり、感染者が使用していたタオル、ドアノブ、便座、吐瀉物など付着している菌に触ってしまうことで感染してしまいます。
代表的なのは、ノロウイルス、ロタウイルス、とびひ、結膜炎、ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱など
飛沫感染は、ウイルスを保菌している人のくしゃみや咳といった飛沫から感染してしまうことです。
大体1mくらいの距離で飛沫を浴びると高確率で感染する可能性があります。
代表的なのは、気管支炎、インフルエンザ、風疹、マイコプラズマ、百日咳、ヘルパンギーナ、プール熱など
幼稚園をお休みさせる基準
幼稚園を休ませる基準ですが、まずは、他の人にうつる可能性が高い感染症の時にはもちろんお休みをさせましょう。
感染症にかかった場合、基本的には登園禁止期間が設けられています。
それぞれの感染症によって、期間が違いますし、医師による登園許可が必要になってきます。
ですので、間違っても感染症である場合、自己判断で幼稚園に登園させることのないようにしましょう。
そして、感染症以外で、今回タイトルにもあるように、咳も熱もないような風邪のときですが、基本的に幼稚園に行くことは大丈夫です。
鼻水だけとか、喉の痛みとかならよくある風邪ですし、少なからず子供が元気そうなら幼稚園に行っても問題はないでしょう。
ただし、その時には他の子にうつさないためにも、マスクをつけさせたり、薬を内服させたり個人で出来る最低限の対策を子供にしましょう。
まとめ
どんなに対策をしていても、残念ながら集団生活をしているので、幼稚園に通うと何かしらの病気はもらってしまいます。
症状によっては登園自体が禁止になってしまうものもあるので、必ず医師の診断を受け、適切に判断するようにしましょう。