夜行バスは飛行機や新幹線よりも安いため、お金があまりない学生にとっては便利な交通機関と言えます。
そのため、中学生だけで夜行バスを利用する、ということもあるでしょう。
しかし、未成年が夜行バスを保護者なしで、しかも1人で乗っても大丈夫なのか、何か手続きが必要なのではないか、心配になりませんか。
ということで、夜行バスに子どもが1人で乗るにはどのような手続きが必要なのか、はたまた必要ないのか。
子どもだけで乗せる場合はどのようなことに気をつければいいのか、お伝えしたいと思います。
保護者の許可?同意書が必要なところも!?
夜行バスに子どもや未成年が1人で乗る場合は、かつてはスキーなどのツアーバスに乗るために親の同意書が必要であったり、15歳未満の子どものみの利用が禁止されているところも多くありました。
しかし2014年に高速バス、高速ツアーバスが一本化され、路線バスとして運行することになりました。
そのため、ほとんどの夜行バスは親の同意は必要でも、同意書までは提出する必要がなく、中学生だけで利用することができます。
ただし、これは路線バスの場合のみで、ツアー会社が主催しているバスツアーなど団体旅行扱いになるものは保護者が同伴しないと利用できないものあります。
「○歳未満は保護者同伴必要」という会社の規約を設けているところもあるので、注意が必要です。確認しておくようにしましょう。
保護者の同意書がなくても乗れる夜行バスを利用していたとしても、保護者の了承が必要です。了承がないまま1人で夜行バスに乗るのは家出と同じことになるので警察に深夜徘徊で補導される場合があります。
警察官に声をかけられたら、バスのチケットを見せて事情を話すか、場合によっては保護者に電話をかけ、直接説明する必要があることもあります。事前に話し合っておくと良いでしょう。
あると安心!防犯グッズ!
たとえ夜行バスが中学生1人で乗れるものだったとしても、やはり親にとっては心配でしょう。そこで、特に夜行バスの中で意識しておきたい防犯方法について解説していきたいと思います。
まず、夜行バスの中では窃盗、盗難に注意しましょう。窃盗が起こりやすいのはサービスエリアでの休憩中です。
サービスエリアではトイレに行くため降りる人が多く、人がよく出入りするため、乗客以外の人が乗り込んでくる危険性があります。多くのバスでは乗務員が乗客の確認をすることがないので、財布などを盗まれる危険性が高いです。トイレなどで降りるときは大事な荷物は持ち歩くようにしましょう。
また、女の子が1人で夜行バスに乗る場合は特に注意が必要です。
夜行バス内でも満員電車内と同様、痴漢が起こることがあります。特に若い女の子は痴漢の標的になりやすいです。
座席に座る前に隣の人がどんな人か、不審な動きがないか確認しておくと良いでしょう。心配な場合は4列席ではなく3列席を選んだり、最近は女性専用夜行バスもあるため、少しお金がかかりますが、そういったものを利用しておくと安心です。
それでもやはり、いざというときのために防犯ブザーを持っておくことをおすすめします。
今の防犯ブザーは荷物にならないような小さいものが多いうえ、スマホでも防犯ブザーアプリがあるので、入れておくと良いでしょう。
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こういったことは大人でもよく起こることです。ましてや中学生ぐらいの子が1人で夜行バスを使うとなるとさらに危険でしょう。出発前に保護者とどういったことに気をつけなければいけないのか、しっかりと話し合っておくことが必要ではないでしょうか。
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まとめ
中学生に大人同伴でなく夜行バスを利用させるのは心配事が多いでしょう。
しかし学生にとって夜行バスは低価格で旅行できる便利な乗り物。
しっかりと防犯し、安全で楽しい旅行になるようにしましょう。
せっかくの楽しい旅行が台無しになったら最悪ですもんね。