秋になると、多くの幼稚園で、願書が受け付け開始となりますね。
願書を提出する前に大事なことと言えば、幼稚園見学ですよね。
様々な幼稚園を見学して、その幼稚園の特色などを理解して、ここに子どもを入れようと夫婦で話し合いをすると思います。
最近では、同じ年齢の子だけで学ぶ横割り保育以外にも、縦割り保育というものを取り入れている幼稚園も増えてきました。
同じような幼稚園の候補があって、縦割りと横割りの違いで最終的に悩んでしまった場合、どちらにするか迷いが出てくるのではないでしょうか。
そこで今回は、縦割割り保育の方に目を向けて、メリット&デメリットをご紹介していきます。
目次
縦割り保育のメリット
①生まれた時期での差が出にくい
横割り保育であると、同じ年齢の子が一緒になります。
しかし、同じ学年でも、4月生まれと、3月生まれでは約1年の差があるため、体格や知能などの面で大きく差が開いていることがあります。
幼稚園に入園したては、みんながみんな幼い感じですが、それでも早生まれの子は何かと4月生まれや5月生まれの子に比べると出来ないことも多くママたちも心配を抱えて幼稚園に送り出しているということもあります。
逆に、4・5月生まれの子達も、早生まれの子より出来て当たり前感がどうしてもでてしまうので、劣等感をもってしまうような場合があり横割りならではのデメリットがあります。
しかし、縦割りは、3・4・5才の子達が混合で一緒になるのですが、特に早生まれの子たちは、下の子たちの4月生まれの子と歳が近いので、あまりクラスでも成長差が気にならないというメリットがあります。
②社会性が身につく
年上の子は、年下の子に優しくしたり、教えてあげたり、年下の子は年上の子をみてマネをしたり、自然と出来るようになることが増えます。
特に一人っ子だと、縦割り保育の中から兄弟の関わりあいのような形を覚えることが出来るため、良い刺激になり、より社会性を身につけることが出来るでしょう。
③年上の子からの情報を得ることが出来る
年長さんの年齢の子の親と仲良くなると、園の情報や小学校などの情報なども教えてくれることがあります。
ある程度情報を知ってれば、イメージがつきやすいですし、気軽に相談出来るのも良いですよね。
縦割り保育のデメリット
①危険な行動が起りがち
年長さんなど年上がが年下の子を面倒をよく見てくれるというメリットもありますが、年上と言っても1~2才しか離れていないので、まだまだ、知識や経験も不足しているので危険な行動にでてしまうということもよくあります。
②年長さんなどは退屈しがち
何かをみんなでするときには、年少さんみんなが出来ることに標準を合わせて行う事が多いので、年上の子たちからみるとすぐに出来てしまったりするので、時間をもてあまして退屈してしまうなんてことがあります。
③年長者の意見が通りやすい
何かの意見を聞かれたとき、どちらかというと、意思疎通がしっかり出来る年上の子達の意見が通りがちになってしまいます。
④みんなが仲良く出来るとは限らない
面倒見のよい子もいますが、逆にいじわるをしてしまう子もいます。
特に、年上の子から年下の子へいじわるが行われている場合、すべてが大きい子にはとうてい敵うはずがないので、年下の子たちがストレスを感じてしまうことがあります。
まとめ
縦割り保育には、横割り保育では得られない経験もすることが出来ます。
もちろんデメリットもあるので、瞬時にどちらが良いという決定は出来ませんが、お子さんの性格や普段過ごしている環境を考慮して園の選択が出来ると良いですね。