40代主婦です。子供は16歳の息子で高校生になったばかり。
子供はどんなに成長して大きくなってもやはり子供です。
そして、親と子供の関係はいつになっても変わらない。
子供の成長に合わせて生活を変えていかなければならない親業も大変なものですね。
皆さんもいろいろな悩みを抱えておられると思いますが、今回は思春期の子育てについて触れてみたいと思います。
思春期に入った子供たちの様子
反抗期は幾度かあったものの、この思春期の様子とその反抗というものはまた違ったものがありました。
今も現在進行形です。まず、社会に出て行動範囲が広がり、様々な人間関係ができることで大人について疑問を持ち始めます。
もちろんそれは親も含みます。私の息子はこれまでのように親の言うことを聞いてくれなくなりました。
そして、かたくななまでに自分の考えを貫こうとしたり、聞く耳を持たずといった状態になったのです。
何を言ってもバカにするような態度をとっていた時もありました。
けれども、何か困ったことがあると、いきなりしゅんとなって甘えてくることもあります。
思春期の子供たちにどのように対応したらいいのか?
思春期の子供というのは、体の大きな幼児のようなものです。
母親よりも体が大きくなり、大人とほぼ同じことができる能力を持ってきますが、社会的に取れる責任の範囲が大人とは全く異なります。
様々な情報を元に、自分はなんでもわかっている、そんな間違いはしない、と思っていても経験不足からどうしても足を踏み外してしまうことがあるのです。
そして足を踏み外した時には、自分自身で責任をとれるわけではありません。
思春期の子供たちにとっては悔しいでしょうが、社会というのはそのように成り立っているということ、踏み外した時には周囲に大きな迷惑がかかり、一生を台無しにするようなことも起こりえるということをきちんと伝えておきましょう。
思春期の子供たちは自己の中に籠ってしまい、話をしなくなったり、気分の起伏が激しくなったり、時に乱暴になったりします。
そんな時にはある程度聞き流すことも大切だと思うので、ヒートアップして大喧嘩になったり怒りの感情をコントロールできなくなるまで怒らないようにということだけ注意するとよいでしょう。
ただ、何もかも黙って受け入れている必要はないと思いますので、言うことはきちんと言い、叱るときは叱る、ということもきちんとしておきましょう。
というのは、大人になってから、思春期を振り返った時に親との交流が突然途絶え、親は何も言ってくれなくなったと言っている人がいますが、そうやってきちんと親とぶつからなかった人は、大人になっても親の愛情を求めていたりするものです。
要するに思春期の反抗というのは、自立していく過程なのですが、親には黙っていてもらいたいのではなく、構ってもらいたいものなのですね。
でもそれを幼児のようにあらわすことはもうできませんから、黙ってしまったり籠ってしまったり、乱暴になったりとこれまでにない様子になっていきます。
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最後に
私達は夫と話し合いながら、息子の反抗に対処しています。
私が言っても聞かないときには夫に言ってもらう。夫ともめたときには私が仲裁に入る、という風な感じです。
そして、自分の態度によって相手の感情を傷つけた時には、必ず誤らせるようにしています。
ただし、親の言うことに納得がいかないことについては本人に考えてもらうだけにして説き伏せるということはしないように心がけています。
あたらずさわらずというよりは、思いっきりぶつかり合っている親子です。
これが吉とでるか凶とでるかはわかりませんが、親は何も言ってくれなかったなあとあとの人生で思われるよりは、うるさかったなあと思ってもらったほうが良いような気がするからです。
今のところこの方法で、息子は自分の意向が通らなくて怒ったとしても、いろいろ考えて頭が冷えてから話をしにきてくれるような状態です。
3歩進んで2歩下がるというような状態ですが、根気よくコミュニケーションをとっていきたいと思っています。