大学に通う息子は、整理整頓が苦手で綺麗好きとはかけ離れています。
違う意味で、「自分は綺麗好き」と言うのです。
息子の「綺麗好き」というのは自分が口にするものは妙に用心深いのです。
家族以外の人が直に触れた食べ物や全然知らない人の手料理は食べないそうです。
赤ちゃんの頃、リモコンを口に入れてよだれでベタベタにしていた子がこんなことを言うなんてびっくりします。
リモコンの故障が怖くてサランラップで包んだり、そんなエピソードについてお話します。
リモコンはよだれでベタベタ、常によだれでほっぺが真っ赤な赤ちゃんの頃
赤ちゃんの頃、家電のリモコンが大好きでした。気が付くといつもリモコンを片手にリモコンがよだれでベタベタになっていました。
味もないリモコンを、美味しそうに口にしていました。
私はベタベタになった、リモコンを綺麗にふいては手の届かないところへ置いての繰り返しをしていました。
息子は、私の行動をじっと見ていたのでしょう。
何日かすると、息子の手の届くところへうっかり置いてしまうと、またよだれでベタベタになっていました。
こんな状態が一年以上続きました。
今思えば、食べ物に興味がなく、赤ちゃん用のおもちゃ(口に入れても良いおもちゃ)も見向きもしなかったです。
そんんな息子のほっぺたはよだれのせいで常に真っ赤でしたね。
リモコンが故障する危機を感じ、リモコンをサランラップで包んだら…
あまりにもよだれでベタベタになるので、「リモコンが故障するかもしれない!」と感じるようになり、サランラップで包むようにしていました。
このようにすると興味がなくなったのか、しばらくはリモコンを手にしていませんでした。
そのうちに、サランラップで包んだリモコンは使い勝手が悪くなり、サランラップを外しました。
すると、またリモコンを片手によだれでベタベタにしていました。このリモコンがなぜか好きだったのですね。
その後はこちらが諦めて、リモコンをふいて使用していました。
幸いにもリモコンは故障はしませんでした。
なぜあんなにリモコンが好きだったのかは分かりません。
両親が良く使用するものに興味があったのかもしれません。
「もう、リモコンが壊れてもいい」と諦めて頃からなぜか不思議なぐらいだんだんと口にしなくなりました。
さいごに
第一子目なので、随分と神経質になっていて、私の対応が息子にしてはとても興味深かったのかもしれません。
「あなたの綺麗好きというのはちょっと違うよね…」と家族に言われながらも「綺麗好き」と言い張る息子。
そんな彼をみて、赤ちゃんの頃を思い出しては思わず微笑んでしまう私です。
あんなに好きだったリモコンは現在では触れることはほとんどなく、代わりにスマホが彼の手にある日々です。