あれ?生理が遅れてるかも・・・妊活中の人だったらとても嬉しい兆候ですよね。
私も赤ちゃん待ちをしていたといは、妊娠検査薬を準備して「いつ使おうか」とどきどきしながら毎日を過ごしていました。
ついついフライング検査をしてしまいたくなって、何度か本当にフライングしたことがあるんですが、期待を持ったり、ガッカリしたり。
今回は妊娠検査薬の使い方や仕組み、フライング検査の注意点などについてまとめてみました。
妊娠検査薬の仕組みってどうなってるの?
「妊娠検査薬を使って陽性反応だったら線が見える」というのは、使ったことがない人でも何となく知っているかもしれません。
あの線は、おしっこの中に含まれている『hCG(ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン)』というものに反応して出てくるようになっています。
『hCG(ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン)』というのは、受精卵の着床後に分泌されるホルモンの名前なのですが、子宮内膜が剥がれ落ちるのを防ぐ働きがあります。
つまり、妊娠したら「流産しないようにしよう!」と頑張ってるくれるホルモンなんですね~。
尿の中に含まれるhCGが50mIU/mL以上になると、一般的に妊娠検査薬で陽性反応が出ます。
排卵日から10日以降経つとhCGの濃度が上がっていきますが、50mIU/mL以上になるのは、だいたい生理が遅れてから1週間後ぐらいです。
妊娠検査薬の使い方
一般的な妊娠検査薬は『生理予定日から1週間以上経ってから』が検査可能な時期とされています。
メーカーによっても様々だと思いますが、一般的な使い方は以下の通りです。
- 検査薬の所定の場所におしっこをかける(紙コップなどにおしっこを取って浸す方が確実!)
- おしっこをかけた部分を下にしてキャップを閉める
- 振ったりさかさまにしたりせずに、平らな場所に置く
- 反応を確認する
最近では、尿の中に含まれるhCG25mIU/mL以上でも反応を示す『早期妊娠検査薬』というものも販売されています。
これは生理予定日の2日前ぐらいからでも検査が可能というものなんですが、hCGの分泌量や増え方にもやはり個人差があるということを知っておいてくださいね。
妊娠検査薬のフライング検査で注意したいこと
どうしても早く検査をしたい!という気持ち、すごくすごくわかります。
でもフライング検査をする場合は注意してほしいことがいくつかあります。
- 本当は妊娠しているのに、結果が陰性になったため、薬を服用してしまった
- 知らなくてすむはずだった化学流産に気づく
- ストレスになる
フライング検査をした時は陰性だったから妊娠してないと思って薬を飲んでしまった。でもしばらく経ってからまた検査したら陽性だった!なんていうことはよくあります。
フライング検査では陽性反応が出て喜んでいたのに、しばらくしてまた検査をしたら陰性になった!ということも。
いったん着床した受精卵の発育が止まってしまい、胎嚢の確認ができる前に流産してしまうことを化学流産というのですが、出血は生理と同じぐらいです。
しかし、いったんは着床してhCGの濃度が上がるので、妊娠検査薬を使うと陽性反応が出ることがあるんですね。
化学流産後も次の生理は来るので、生理不順の人は「今月はちょっと遅かったな・・・」という感じで、妊娠検査薬を使わなければ気づかないことが多いんですよ。
陽性が出ますように・・・と日々念じて、陰性が出るとガッカリして凹み、立ち直るまで時間がかかる。
私自身が一時期そうでした。妊娠検査薬を目にするたびにストレスを感じていたんじゃ、心身的によくありませんよね^^;
さいごに
生理予定日の1週間後以降に妊娠検査薬の陽性反応が出たら、病院を受診するようにしましょう。
妊娠検査薬は子宮外妊娠などの異常がある場合などにも陽性反応が出ることがあるので、正常な妊娠かどうかはきちんと病院で検査して確認してくださいね。