30代の年子の男の子を育てる主婦です。
上の子が幼稚園に入園し、日中下の子と過ごす時間が増えました。
同じ親から生まれた兄弟でも性格が全く違い、同じ状況で同じ対応や育て方をしてもダメなんだと気づきました。
はっきり言って育てやすい子、育てにくい子という気持ちが生じることもありますが、そんな2人育児をしながら私なりに学んだことをお話したいと思います。
兄弟で性格の違い、下の子は頑固者
兄弟で比べるつもりはありませんでしたが、上の子はどちらかと言えば、イヤイヤで泣いたとしても無理やりにでもベビーカーに乗せてしまえば、ころっと気分を変えて泣き止み、次の行き先を楽しめるような子でした。
なかなか遊びを終わらせてくれなくて「もう行っちゃうからね!」と吐き捨てれば、「やだー待ってー」と付いてくるタイプです。
しかし下の子を育てるにあたって、これまで自分に染みついていた対応法ではうまくいかない!という壁にぶつかりました。
下の子は同じ状況でも、無理やり強引に連れて行けば一時間でも泣き続けるし、動かない次男にしびれを切らせて「行っちゃうよ~」などと言おうもんなら、私の姿が見えなくなるほど遠くに行ったって追いかけてはこないのです。
地面にすぐにごろんと寝転んで、短くても5分以上動きません。
ここで初めて、兄弟でも同じ育て方ではダメだとよく言われる意味がわかりました。
頑固な下の子に合った育児は、忍耐とタイミング
ちょうどイヤイヤ期に差し掛かってるのもあり、「いやだー」「あっち!あっちいく!」と聞かないことばかり。
説明したってまだわからないので、これから公園に行くよとおいしい話を持ち掛けても頑固で気持ちが切り替えられません。
この先のことを考えても、気持ちを切り替えるのが上手な子になってほしいものです。
公園から帰りたくなくて出口に寝転び、どんなに優しく諭そうが聞く耳持たず…。
そんな時、私は“本人が頑固を諦めるのをひたすら待つ”ようにしました。
やれることやって動かない状態になると、もうそれ以上声をかけず、無言で傍に座って、起き上がるのを待ちます!
目も合わせてはいけません。気にかけてくれてると思うと相手も必死に頑固を貫いて、我慢勝負を続けようとしてしまうからです。
例えばどこかに行かなければならない時なんかは、公園を通るなどこの子のイヤイヤポイントを見越して早く家を出ます。
目も合わさず無言で座ること5分以上…やっと子供は立ち上がりました。
立ち上がった瞬間に優しくそっと、「いこっか」などと声をかけたら、だいたい「うん」と答えてくれるということがわかったのです。
そっと手を伸ばして自然に歩き出したら、すかさず褒めます。
このとき何に対して褒められてるのか子供がわかるように、「気持ちを自分で切り替えられてえらいね!すごいね!」や「公園でまだ遊びたかったのに我慢できたんだね!すごいな~かっこいい!お兄ちゃんじゃないとできない難しいことなんだよ~」「ママ嬉しいなーびっくりしちゃったよ」などとにかく褒めるのです。
子供の嫌な気持ちや嫌な記憶を、褒められて気分のいいものに変える。
ママも忍耐を持って子供の気持ちによりそい、切り替えられたタイミングで褒めて「頑固になるより切り替えた方がいいことがある」という経験をたくさん積めるようにしてあげる、これを目指します。
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5歳と3歳の2人育児に奮闘中のママの体験談です。
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最後に
今はまだここの実践段階で、この先うまく行くかはわかりませんが、気持ちの切り替え方というのは、言葉で「いつまでも引きずってないで切り替えなさい」というより、体験して気づく方が、もっと大きくなった時に有利なのかなと、素人ママなりに考えて育児をしています。
その子にあった育児は、兄弟がいればそのぶん時間がかかるし難しいです。
でも、目的がある育児も結構楽しく感じられたりもしますし、「育児は育自」(笑)