私が初めてお母さんになったのは16歳の時で初めての出産、育児、離乳食…
子育てで疲れてイライラすることもたびたび。
正直不安だらけでした。そんな私も今では4人の母になってもうすぐ2年目を迎えますが、「子育てから今すぐ逃げ出したい!!」と思うことは何度もありました。
周囲からの視線
2人目が産まれた時、上の子のが我慢しているのをわかっていながら、なかなかかまってあげることができず上の子もストレスからなのか、買い物に行くと思う通りにならないと泣き叫びわめく。
私はまだ産まれたばかりの首の座る前の赤ちゃんを抱っこしての買い物。
そんななか、上の子はスーパーでひっくり返り大騒ぎ。抱っこすることもできず、声をかけても聞いてくれない…
まだ小さい上の子の手を力一杯引っ張りながらの買い物。
周りをみると皆が冷たい目でみているような気がして怖くなっていました。
『虐待って思われたらどうしよう。』
『静かにさせないと』
とにかくそんなことばかり考えていました。
「子供にイライラしする母親なんか最低だ。」
「なんで子供なんか産んだんだ。」
と、思っていました。
『大丈夫よ』
日に日にたまる上の子のストレス。夜中の授乳で寝不足な私。毎日どうすれば上の子のストレスを解消できるのかを考えていました。
公園に連れていってみたり、下の子が泣き出しても絵本を中断するのを辞めて最後までしっかり呼んであげたり。
でも、なかなか思うようにはいかず、スーパーで泣き出してしまい私が強引に手を引っ張りレジまで行き会計を終わらせ早くスーパーからでて車に乗せようと思ってたときでした。
『大丈夫よ』とまったくしらない70代くらいのおばあさんが声をかけてくれて、そのおばあさんが買ったばかりのさくらんぼをくれたのです。
『お姉ちゃん、これ帰ってママに食べさせてもらい』と、上の子に持たせてくれました。
私は申し訳なくかえそうとしたのですが『お母さん。誰にも迷惑かかってないよ。お母さんも頑張りすぎんと、こんなに可愛い子供産んでくれてありがとう。』
と言って帰っていきました。
私はその言葉をかけてもらうと何故か涙が止まらなくなり、でも、心がスッキリしました。
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理想のお母さん
その後も2人子供を授かり、上から6歳、4歳、3歳、もうすぐ2歳の子供がいますがみんな兄弟でも性格も成長スピードも違い不安やストレスは絶えません。
正直毎日疲れます。
周りの迷惑になっていないか、親がこんなだから子供も、と思われていないか。
毎日ちゃんとしたお母さんとはなんなんだろうと考えていますが、なかなか答えがでません。
でも、あのときスーパーで声をかけてくれたおばあさんを思い出すと頑張り過ぎなくていいんだと、心に少し余裕ができます。
夫婦での子育ての方針の違い、実母との意見の食い違い、色々子育てしていくときにぶつかる逃げ出したくなるときやストレスがどうにもならないとき、少し肩の力を抜いて『大丈夫』と自分に声をかけています。
理想のお母さんは、それぞれ色んな形があっていいんじゃないのかなと思います。