親の転勤、新築、義父母or実父母との同居などなど、様々な事情から引っ越しが必要になってしまう時、小学生の子供にとってはいつが最適なのでしょうか。
実際に、何年生のどの時期での引っ越しかによって、それほど変わってくるものなのでしょうか?
親としては・・・
「小学生の転校でいじめられたりしないのか?」
「転校先で新しくお友達ができるのだろうか。」
「学校の成績に響かないか?」
など、そのほかいろいろ心配ですよね。
そこで今回は、この小学生の子供にとってのベストな引越しのタイミングについてお話ししていきたいと思います。
目次
新しいお友達との出会い!馴染みやすいタイミングなんてあるの?
小学校に馴染みやすいタイミングとしては、進級時に合わせるのがベストでしょう。
この時期、クラス替えで全員が新しい環境になるため、比較的転校生と大きく意識されずに、友人作りを他の生徒と同じスタートを切ることができるからです。
低学年と高学年での転校の違い
それでは、低学年と高学年での転校では違いはあるのでしょうか?
低学年で転校した場合、クラス内で仲良しグループができていないのでなじみやすく、「転校生=新しいお友達」と素直に受け入れてくれる可能性が高いです。
また、勉強の遅れなどがあったとしても、この段階では比較的取り戻しやすいでしょう。
卒業までに少なくとも3年以上あるので、仲間として一緒に沢山の想い出を共有することもできますね。
一方、高学年で転校した場合は、クラス内で仲良しグループが既に出来ていることが多く、なじむのに時間がかかったり、最後まで仲間意識を持たれないまま卒業に至ってしまうケースもあるようです。
勉強も高学年での遅れを取り戻すのは、子供にとってはかなりの負担です。
もちろん、転校先の学校の雰囲気や子供さんの性格によって大きく変わりますが、できれば、早い段階、仲良しグループなどがまだない低学年のうちに転校しておく方が、子供にとっては新しい環境に馴染みやすくいいようです。
小学生の引っ越しで注意したい子どものケアとは?
引越しの際、よくやってしまいがちなのが、「大丈夫かなぁ」「うまくやっていけるかなぁ?」「いじめられないかな。」など、親の子供への心配をそのまま子供に伝えてしまうことですがこれはNGです。
子供が学校生活に馴染めるのか不安という親の気持ちは十分に理解できますが、しかし、それをそのまま口に出してしまうと、子供自身が身構えてしまい、転校先で萎縮して新しいクラスに馴染みにくくなります。
どんなに心配だったとしても、
「新しい学校では、こんなイベントがあるみたいだよ!」
「新しいお友達、楽しみだね。」
とか、子供に不安を抱かせないように、安心して転校できるような雰囲気を作ってあげることが、まずは大切なことです。
引っ越すことになった時の子供の気持ちとしては、昔から馴染んできた環境やお友達とお別れするのはとても辛いはずですし、特別な仲のいいお友達がいたらもっと苦しいものになるはずです。
親に言わなかったとしても、少なからずストレスや不安を抱えています。
そこで、まずは子供の気持ちを十分に安心させてあげることが大切です。
そして、これから新しい場所で楽しいことが待っていることや、今まで経験できなかったいろいろなことができるなどを伝え、転校が悲しいことばかりではなくて、新しい出会いや挑戦が待っているんだと思えるようにしてあげましょう。
引っ越し経験を持つママさんからのアドバイス!
実際に小学生のお子さんを転校させたことのあるママさんから、様々なアドバイスを頂きました。
引っ込み思案な子だと、特に高学年になればなるほど難しいです。
最悪、不登校気味になることも。
うちの子も転校一ヶ月くらいは行くのを渋る時期がありました。
というのも、先生もクラスに来てたった一ヶ月程度で子供の通知表をつけるのが難しいそう。
中学受験などを考えているなら、その辺もしっかりしておかないと将来に響きます。
突然の不意打ちは絶対に良くありません。
きちんと毎日話を聞いてケアしてあげないと潰れちゃう可能性もありますよ。
子供さんが新しい環境に慣れてくるまでは、しばらく見守ってあげることが大切です。
小学生の子供に負担をかけたくない!ベストな引っ越しのタイミングとは!?のまとめ
今回は小学生の引っ越しのタイミングについて詳しく見てきました。
大人事情での引越しはもちろん仕方のないことではありますが、小学校は子供さんにとって人生の全てになりがち、その学校が変わるのは一大事です。
そこを踏まえて、子供の立場からもしっかりとした引っ越しの時期を考えてあげるようにしましょう。