私は現在、小学5年生の息子を育てています。
息子は3歳から5歳まで3年保育の幼稚園に通っていたのですが、かなり言葉のどもりがありました。
私は当時気になって仕方がありませんでした。小学5年生になった今は全くどもっていません。
当時の息子の様子や、私が試してみて良かった事を書いてみたいと思います。
幼稚園に入園した頃に始まったどもり
息子は2歳頃から徐々に単語を話すようになり、意志疎通はできていましたが、周りの子供に比べて話すのは遅かったです。
それでも、少しずつ2語文を話すようになり、たどたどしくも会話ができるようになっていきました。
幼稚園に入園する事になり、だいたいの事は喋れるようになってきてはいたのですが、その頃からどもりが際立つようになりました。
「ぼくが、が、が、がー、こうえんで、で、でー、あそんだとき、き、き」
のように語尾を何度も繰り返す話し方をするようになったのです。
一生懸命話したい、伝えたいと思っている時ほど、焦ってどもっているような感じでした
私は息子のどもりを非常に心配して、保健師さんにみてもらいました。
その時に保健師さんに教えてもらったこと、親の心構えについて次に書こうと思います。
ゆっくりと話を聞いてあげる
焦っている時にどもりが出やすいという事だったので、とにかくゆっくりあいづちを打ちながら、話を聞いてあげてくださいと保健師さんには言われました。
そして、正しく最後に言いなおしをしてあげてくださいと言われました。
例えば「おとうさんが、が、がー、こうえんに、に、にー、つれってってくれた、た、たー」と息子が言ってきた時は、私が「おとうさんが公園に連れっててくれたんだね。」と正しく言って聞かせました。
息子のどもりながら話す様子を見ていると、胸がしめつけられるような気持ちだったのですが、努めて気にしていない様子を保って、ゆっくりと話を聞くようにしました。
そして、話す息子の背中をさすってあげたり、手を握りながら話を聞くようにしていました。
このような事を続けていると、息子も安心して話していると感じられ、どもりも自然に減っていきました。
絵本をたくさん読んだ
もともと息子は言葉が遅かったので、その部分も気になっていました。
私はもともと、絵本が大好きだったので、毎日寝る前は図書館から借りてきた本をたくさん読みました。
そして読んだあとは、息子とたくさんその絵本について話しました。
そうするうちに、だいぶ言葉を覚えました。
息子のどもりについては、幼稚園の先生や周りの大人に話していたので、皆さんゆっくりと息子の話を聞いてくれました。
お友達は、みんなまだ幼稚園で小さかったせいか、息子の喋り方については指摘はしませんでした。
どもりは本当に少しずつ治っていきました。小学生になった今は全くどもっていません。
あんなに心配したのになと今では、懐かしい話ですが、ゆっくり話を聞いたり、本を読んだりした事は親子共々良い時間だったと思います。
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さいごに
どもりはすぐには治りません。しかし、息子の場合少しずつ治っていきました。
息子は長男で小さい頃は兄弟もおらず、私もそれほどおしゃべりな方ではないので、言葉を覚えるのが遅かったのではないかと今になって思います。
もし子供がどもっていても、親はゆったりと構え、温かく話を聞いてあげるのが一番なのではないでしょうか。