子供なら誰しもが持っている癖。子供のみではなく大人の方も未だにあれしないとこれしないと落ち着かないなんて方、時々いますよね。
癖って意識せず、知らずのうちにやっていることがほとんどなので、なかなか治すことも難しいです。
私の子供の場合、それをしないと眠れないといった幼児ならではの癖でした。
その名も「首ふにふに」
その名のとおり、首を手でふにふにしたり、むぎゅむぎゅしたり、とにかくいじくりまくるっていうやつです。
自分の首ではないですよ。隣に寝てる人の首をとにかく触って触って触りまくります。
その癖が現れ始めた頃は、かわいいな~こんな癖があるんだな~いかにも赤ちゃんって感じだな~と思っていました。
私の首は誰のもの???
一歳頃だったでしょうか。寝る前に首を触ってきて、ずーっと触るんです。でもそうしてる間にすーっと眠るんです。
あーこの子は首を触ってると落ち着くのかもしれないと思いました。三人目の子だったんですが、上二人の子はあんまりそういう癖がなかったんです。
だから、私にとってはすごく新鮮でなんだか嬉しかったんです。最初は!
それからは、毎日のように寝かしつけるときに、私の首をふにふにしたり、ムギュムギュしたりするようになったんです。
正直、触られてる私は全く気持ちよくないんです。(笑)むしろ、苦手な方です。
でも、それをすることで眠ってくれるなら、まあ、いいかと思って自由にさせてました。
私も仕事と家事で疲れていて、早く寝て欲しいと思ってましたから。(笑)
でもそれが、毎日続いて、日に日に力が強くなり、寝る前だけでなく、夜中も何度も首をふにふにするようになったんです。
ぐっすり寝てる私はそれで目が覚めてしまうことが多くなったんです。
これは、まずい。私の貴重な睡眠時間が削れてしまうと思いました。
私の首は私のものだ!!!
夜中にまで私の首を我が物顔で触ってくるようになってしまったので、これは可愛そうだけどやめさせようと決意。
でも、どうやって?
そもそも癖なのに、やめさせることができるのか?
考えた結果、真ん中の子と一緒に寝てもうという、そこそこの荒療治決行!
女の子同士だから、とっても仲は良いし、お姉ちゃんは普段から妹とても可愛がってくれていたので、意外とすんなり上手く行きました。
泣くこともなく、お姉ちゃんと一緒に布団に入って、ウトウトしてきたなーと思った、次の瞬間!
なんとお姉ちゃんの首をふにふにし始めたんです!
私の首じゃなくても良かったのね?誰の首でもいいのね?少しショックでした。
親の意地とでも言いましょうか、私の首だから、私だから落ち着くんだろうと思ってましたが、そんなことはありませんでした。(笑)
誰の首でも良かったのね!
私の首じゃなくても良かったことがわかり、少しだけショックを受けましたが、そんなこと言ってる場合ではありません。
お姉ちゃんがかわいそうですから。私は我慢できるかもしれないけど、お姉ちゃんといってもまだ幼稚園の子供ですから、首ふにふにさせて、爪で傷つけられたりしたら大変です。
すぐさま、私の布団へ移動しました。とは言っても、布団は三つ並べてあるんですよ。
結果的に、タオルやぬいぐるみなどを置いてみましたが、何も効果でず。
首を触ってきた時に、だめよ~と優しく手をどかすという、いたってシンプルな方法でやめさせることになったのです。
正直、半年位かかりました。
グズってて、私も疲れてる時は、もういーや今日は触らせよう!なんて日も多々ありましたから。
子供のぐずりを我慢するか、自分の睡眠を我慢するかの選択でしたね。
さいごに
今になって思い出せば、なんて可愛らしいエピソードだろうと思います。
でも、その当時はそれがすごく真剣な悩みだったりしますよね?
それって、やっぱり育児がとても大変なことだからですよね。
心身ともに疲れちゃって、意味もなく泣けてきちゃうことだってありますよね。
でも、子供がある程度大きくなって、乳幼児の頃の事を思い出すと、どれもこれもふふっておかしくて笑っちゃうんです。
すごく幸せなことですね。
小学高学年になった子に、あなたはこんな癖があってママ眠れなかったんだよーと話したら、ふ~ん可愛いじゃん。と言われました。
確かに可愛い癖です。今思えば!
育児ってそういう事ですね。