私には小学3年生になる娘がいます。娘が幼稚園の年少組の時の話ですが、ピンク色が大好きで、ピンクの物しか着ませんでした。
結論から言いますと、小学3年生になった今は色々な色の服を着ています。
しかし、当時はあまりにもピンク色への執着が強かったので、「大人になってもずっとピンクしか着ないかも!」と真剣に悩んでいました。
当時の事を振り返って娘の服へのこだわりについて書きたいと思います。
頭の先から足元まで全てピンク
|
![]() 子どもとつくる3歳児保育 イッチョマエ!が誇らしい (子どもとつくる保育・年齢別シリーズ) [ 塩崎美穂 ] |
「女の子は着る服にうるさいよ」と先輩ママから聞いていましたが、娘のそれは予想をはるかに上回るものでした。
いとこやお友達から服をたくさんもらっていたので、着る事ができる服はよりどりみどりだったのですが、娘が着たいと言う服はピンクばかり!
お店に行けば、「ピンクのカチューシャやゴムがほしい」「ピンクの靴がほしい」と何もかもピンクを選ぶのでした。
私も女の子の親として、自分好みの服を着てもらいたいという夢があり、自分の意志が出てくるまでは好みの服を着てもらおっと!なんて考えていたのですが、全然その通りにはいきませんでした。
出掛ける時は頭にピンクのカチューシャ、ピンクのシャツ、ピンクのスカート、ピンクの靴下、ピンクの靴、ピンクのカバンとここまできたら、あっぱれ!と言うしかないくらいの徹底ぶりでした。
他の色の服を持ってきても絶対に着ませんでした。
着る服は娘自身が決めないと納得しない
|
![]() 0〜3歳児の保育・最初の3年間 保母と母親とのよりよいコミュニケーションのために [ セチェイ・ヘルミナ ] |
娘は自分のファッションコーディネート力に絶対の自信を持っていたようで、私が提案する洋服は何もかも却下でした。
全身ピンクだなんてかっこ悪いし、なんとかして、他の服を着てもらおうしましたが、泣いて嫌がり、結局毎日全身ピンクで出掛けていました。
それと娘はフリフリ、ブリブリの恰好が好きで、私とは好みが真逆でした。
ものすごく寒い日に、ぺらっぺらのピンクの服を着ようとするので、「それはいくらなんでも寒いから、このピンクのトレーナー着ようか」と言っても絶対に折れませんでした。
私も最初は必死で対抗していたのですが、ある時から無理やり着せようとする事はやめ、寒い日は出掛けにトレーナーやジャンパーを持って出るようにしました。
外で寒くなってきて「寒い」と娘が言った時に、トレーナー等を差し出すとあっさり着ていました。
ピンク色が好きすぎる娘を受け入れた
|
![]() 3歳児うれしさを自信に (和光鶴川幼稚園子ども理解と大人の関わり) [ 和光鶴川幼稚園 ] |
毎日「全身ピンクなんて変だよ!」「ピンク以外も着てみたら?」と必死になっていた私ですが、全く折れない娘を見ていつしかある意味尊敬の気持ちをもつようになりました。
本当に好きなものを好きと自信をもって言えるってすごいな、人に言われたからってその自信が揺らぐ事はないのだなと思いました。
幼稚園の先生にも相談した事がありましたが、「4歳のこの時期、自分はこれが好きなんだ!と言える事はとても良い事です。気のすむまでやらせてあげたらどうでしょう」と言われました。その通り、気のすむまで娘の着たいピンクの洋服を着させてあげる事にしました。
すると、年長組になったころから、あんなにピンク、ピンクと毎日言っていたのに、「私最近、ブルーやグリーンが好き」と言い出し、「ピンクってなんだか子供っぽくない?」と言い出したのです。
あれだけ着ていたのに、こういう好みはいつか変わるのだと知りました。
さいごに
|
![]() 【中古】 お母さんのカウンセリング・ルーム 三歳児神話から家庭内離婚まで Comoの本/三沢直子(著者) 【中古】afb |
小さい頃の洋服のこだわりは、その当時は必死になって対応していたのですが、小学生になった今は思い出すと微笑ましい記憶です。
親は子供にかわいい恰好をさせたい!と思いますが、子供の好みと親の好みはそもそも違うんですね。
もし、小さなお子さんを育てていて、洋服にこだわりをもっていて困る!と思っている親御さんがいたら、温かい目で見てあげてほしいなと思います。
いつか終わる時が来ます!