1歳半までには、大体の子どもが歩くことをマスターすると言われています。
しかし、目安である1歳半を過ぎても、歩く気配が全くないと、うちの子は大丈夫だろうかと心配になってしまうママさんも多くいます。
さらに、同じ年齢ぐらいの周りの子が歩いたりしているのをみると余計に落ち込んでしまうものです。
では、一体、1歳半を過ぎても歩かない原因とはどういったことなのでしょうか。
そこで今回は、1歳半を過ぎても歩かない原因や対策をお伝えしていきます。
目次
1歳半を過ぎても自分で立ったり歩いたりしない原因
ハイハイやお座りが出来るようになってくると、次は自然につかまり立ちや歩き出すような動作を身につけていくことになります。
1歳半までには、ほとんどの子どもが歩くことが出来るようになると言われていますが、中には、1才半を過ぎても歩く気配すらない子もいます。
立ったり、歩かないといった子どもに考えられることですが、大まかに分けると3つあります。
1つずつ説明していきましょう。
<1歳半で歩かない原因>
①先天性の異常がある
産まれながらに、神経の異常や筋肉系の異常があるような子の場合には、発達の影響が出やすく、1才半を過ぎても歩けないというケースがあります。
先天性の異常がある場合、医師の介入やリハビリなどの専門職の介入が必要となってきます。
②37週未満の早産児
37週よりも早く産まれてくる子どものことを早産児と呼びます。
特に早産児の中でもNICUなどに入院して退院までに時間がかかっていたような子だと、37週以降に産まれた正期産児と比べ、発達がゆっくりなことがあり、1才半を超えても歩かないということもあります。
ただ、早産児の場合、産まれた週数で成長を見るのではなく、修正月齢という出産予定日を基準にした月齢で成長を判断していく事が多いので、1歳半を過ぎて歩かなくても、まだ様子を見で大丈夫という医師の判断もあるかもしれません。
どちらにしても早産児の場合、多くの病院では成長面での定期診察があることがほとんどなので、定期検診を必ず受けるようにしましょう。
③歩くのに興味がないだけ
①や②でない場合の多くが単なる興味がないだけということがほとんどです。
慎重派の子やのんびり屋の子は割と歩くのが遅いということもあります。
また、肥満気味の子なども、身体が重いので立ち上がることが出来ず、身体を支えることが出来ないので、ハイハイの方が楽だからと遅いということもあります。
③の場合には、意外とある日、突然立ち上がって、あっという間に歩きをマスターする子が多いのでママも突然のことであっけにとられてしまうことがあるようです。
遊びながら楽しく歩く練習をする方法
ママとしては、早く子どもに歩いて欲しいと思うかもしれませんが、焦ってはいけません。
それぞれ成長の差には個人差がありますし、必ず歩けるようになる日がくるのです。
練習するのも、もちろんよいのですが、その時は出来るだけ楽しく、歩くことに興味が持てるように実践してみてくださいね。
下記では具体的な練習法をいくつかあげてみます。
①おもちゃで歩きを誘導させる
つかまり立ちが出来るなら、少し離れたところからお気に入りのおもちゃを見せて、こっちにおいでと優しく声をかけてみましょう。
お気に入りのおもちゃと、ママの優しい声に反応して、1歩ずつ足が出るかもしれません。
②ママやパパが身体を支えて一緒に歩く
手をつないだり、脇の下に手を入れて子どもの身体を支えて、『1・2・1・2』など、リズム良く声かけをして一緒に歩いてみてください。
一緒に手をとって歩くことで、感覚を掴むことが出来ます。
③手押し車を使ってみる
音がなるようなものだったり、キャラクターものだったりすると、子どもが興味をもつかもしれません。
手押し車は急な加速などもあるので、必ず、パパやママが支えるような形でそばから離れず、子どもと一緒に行動するようにしてください。
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まとめ
1才半を過ぎて歩かないと、周りの子と比べて落ち込むこともあるかもしれません。
しかし、必ず歩けるようになる日がくるので、ママも焦らず、子どもの成長を見守るようにしてくださいね。